卵巣嚢腫で手術が必要な場合はどんな症状

    
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「嚢腫」と言われると「手術して取らなくては⁈」と、すぐ思いがちですが、それは間違いです。

卵巣嚢腫とは?

「嚢腫」とは「腫瘍」のことではありません。
特に、卵巣嚢腫の場合は「良性腫瘍」の意味で使われることが多いのです。
良性腫瘍は、体の中に出来た、ただのできもの、稀にがん化することはありますが、気づかないケースもかなり多く、共存しながら一生を終わる人も珍しくありません。
「嚢腫」=即摘出の必要は、むしろ少ないくらいです。

では摘出するケースはどういった場合があるのでしょうか?

卵巣嚢腫で手術が必要な場合

まず嚢腫が大きすぎる場合です。目安としては5㎝程度ですが、このくらいの大きさになると、膀胱が押されて頻尿になったり、腹痛が出たりと、生活に支障が出てきます。
こういう場合は、取り除くことを考えてもいいでしょう。

 

また子宮内膜症が原因で起こる卵巣嚢腫(チョコレート嚢腫)は、生理の時に外に出るはずの内膜が、どんどん卵巣に溜まっていくことで起きる症状です。
大きくなるスピードが速い場合も、手術を考えてもいいでしょう。

 

また、卵巣嚢腫が出来ることで、急に卵管がねじれ「茎捻転」と言われる症状を起こすことがあります。
このまま放置しておくと、卵管、卵巣ともに血が通わずに臓器が死んでしまったり、他の臓器に癒着することもあります。
こういった緊急性の高い状態になったときには、即手術をした方が良いでしょう。
運動後に下腹部に激痛が起きた時は、このケースが考えられるので、すぐに病院に行きましょう。

逆に言えば、上記のような場合を除けば、即手術を決断する必要はありません。
子宮内膜症性のチョコレート嚢腫であっても、ピルなどで生理をコントロールすれば、大きくなることを止めて、共存することも可能です。

卵巣嚢腫の手術方法

では、手術を受けるときには、どういった方法があるのでしょう。
まず、卵巣嚢腫は切除する範囲が、状況により異なります。

1、 卵巣嚢腫核手術

卵巣の一部を切り取る方法です。腹腔鏡手術で行われます。
妊娠を希望する女性に対して行われます。ただし、嚢腫が悪性であることが、手術中に判明した場合は、全部摘出に、変更になります。
また卵巣を残すため、1,2割は再発する可能性があります。(手術を受けない場合も、再発率は同じです。)

2、 卵巣摘出手術

文字通り、卵巣のみの摘出手術になります。なお、前述した卵管のねじれ=茎捻転の場合は、卵管のみを摘出し、卵巣を残しておくことも状況によっては可能です。

3、 付属器摘出手術
卵巣と卵管の両方を取ってしまう手術で、1番ポピュラーです。
卵管を取る理由は、卵管単体では臓器として意味がなく、むしろ周囲の臓器と癒着するなどの、リスクが高くなるためです。

また子宮筋腫があったり、周辺臓器に癒着がある場合は、子宮も摘出することもあります。

開腹手術と腹腔鏡手術について

手術の方法としては、お腹をメスで切る開腹手術と、3か所ほど、1~2㎝程度の穴をあけ、カメラを入れて、お腹の中を見ながら行う腹腔鏡手術があります。
一見すると、腹腔鏡手術の方が、体に負担がかからず楽そうに見えますが、一概にそうとはいえません。
それぞれのメリット、デメリットを見ていきます。

開腹手術

お腹を大きく切るため、入院期間が2週間程度になり、仕事などへの復帰が、1カ月後程度と遅くなります。
また大きな傷跡も残ります。
メリットは、部分麻酔での手術も可能である、また大きく切る分、手術のミスが少ない(特に癒着があった場合など)
やりやすい手術であるため、手術時間が短くて済む、ということがあります。
腫瘍が大きすぎる場合(10㎝以上)の場合は、開腹手術しかできません。

腹腔鏡手術

卵巣の嚢腫の中身を抜いて、体外に卵巣を引っ張り出し、体外で摘出する体外法と、お腹の中で摘出する体内法があります。
傷が小さく、入院も5日程度と短く、2週間程度で普通の生活が出来るメリットがあります。

デメリットは、カメラで腹部内を見やすくするため、お腹の中に炭酸ガスを入れるので、腹部が張った感じ、人によっては肩こりなど、体に炭酸ガスが溜まる不快感が残るケースがあります。

また1番大事なのは、非常に繊細な技術を必要とするため、周囲の臓器や血管に傷をつけかねないなど、手術自体が難しいという点にあります。
癒着など手術自体の難易度が高そうな場合は、開腹手術を選ぶ方が良いでしょう。
全身麻酔で行うため、呼吸を止めるリスクもあります。

腹腔鏡手術を多く手掛ける医師に、手術をしてもらうのが確実です。

費用はおおむね20万程度、腹腔鏡だとやや安く15万程度になります。高額療養費制度の利用が可能で(お住いの区市町村役所で聞いてみましょう)実際には、7,8万程度になります。

術後はどうなる?

また術後の、生活はセックスも含め、特に制限はありません。運動や生活についての開始時期は、主治医に聞いてください。
片方の卵巣を取っても、充分妊娠は可能です。両方の場合は、もちろん無理ですし、更年期障害のような症状が出ることがあります。

卵巣嚢腫は取ってしまえばOK!という単純なものでもなければ、取ってしまうと、女性機能が無くなる・・と悩むものでもありません。
病状やライフスタイルをよく考え、決めてくださいね。


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