チョコレート嚢胞という病気をご存知ですか?


チョコレート嚢胞とは

チョコレート嚢胞(のうほう)という病名を聴いたことはありますが?チョコレートという名前が付くので可愛い印象の病気ですが、不妊症の原因となったり、卵巣がんの原因にもなることもある怖い病気です。

 

チョコレート嚢胞とは、子宮内にあるべき子宮内膜(生理の時に経血と共に子宮から剥がれ落ちるもの)が卵巣に発生するものです。

生理の時に剥がれ落ち、排出される場所がなくなった子宮内膜は卵巣の中にたまり古くなって黒っぽくなりチョコレートの様に見えることから、チョコレート嚢胞という名前がついています。

 

チョコレート嚢胞とはどういう病気?

 

チョコレート嚢胞の症状は、生理痛や腰痛があげられます。正常な卵巣の大きさは2cm〜3cmですが、チョコレート嚢胞になると10cmほどに子宮が肥大してしまいます。ひどい時には卵巣が破裂してしまうこともあります。

 

卵巣が破裂すると古くなった子宮内膜が腹膜に癒着し、腹膜炎を引き起こし激しい腹痛や発熱を引き起こします。卵巣の大きさが5cmを越えると破裂する危険がでてきます。

 

チョコレート嚢胞は不妊にも繋がると言われています。その理由は、卵巣に子宮内膜がたまることで、正常な排卵や卵子を作る妨げをしてしまうこと。また、卵管や子宮にチョコレート嚢胞が癒着してしまうと、受精や着床を妨げてしまうことが考えられます。

 

名前の割には怖い病気のチョコレート嚢胞ですが、この病気の原因はまだはっきりとしていません。

 

 チョコレート嚢胞の治療

 

チョコレート嚢胞が小さい場合は、鎮痛剤やホルモン剤の投与により小さくすることもできます。大きい場合は、お腹は切らない腹腔鏡(ふくくうきょう)手術という内視鏡による手術とメスを入れる手術があります。

 

今後妊娠を望む場合は腹腔鏡手術により病巣を取り除きます。この手術をしてから必ずとは言い切れませんが、自然妊娠も可能です。チョコレート嚢胞は再発の可能性も低くはない病気ですので、腹腔鏡手術をしてからもホルモン治療を続ける方もいます。このため、手術後は人工授精により子供を授かる方もいます。

 

 

すでに子供がいたり年齢も40代を過ぎていれば、チョコレート嚢胞は卵巣がんになる可能性が低くはないので、再発防止や卵巣ガン予防のためには子宮と悪い方の卵巣を取り除く根治手術を進められることもあります。卵巣が1つでも残れば女性ホルモンは分泌されます。

 

 

チョコレート嚢胞が卵巣ガンに変わってしまったら

 

チョコレート嚢胞は卵巣ガンを発症しやすい病気です。早期発見であれば子宮とガンになってしまった卵巣は取り除かず、抗がん剤治療で治すことも可能ですが、年齢や家族形成によっては子宮と卵巣を敵手術をします。

 

卵巣を取り除かなくでも、閉経後に卵巣がんに変わることが多いため、チョコレート嚢胞と診断された場合は、閉経後も検診が重要です。また子宮内膜症と診断された方も閉経後も検診は受けるようにして下さい。

 

 

生理に異常を感じたら

生理痛が前よりもひどくなっていたり、不定期だったり、長引くことが多いなど1つでも心当たりがあれば、一度産婦人科で診てもらいましょう。なかなか産婦人科へ通うことは勇気がいることではありますが、何か悪いとことが見つかれば早期発見早期治療が一番です。

 

今後妊娠、出産を考えている方は、妊娠を希望した時に不妊に悩んだりしないように生理の変化には注意をして下さい。今は不妊に悩む女性の数は増えてきていることは事実です。

すでに子供がいて、今後妊娠、出産は考えていない方でも放っておいて悪くしてしまっては大変です。

 

生理の時以外でも下腹部が痛んだり、腰痛がある場合も念のため産婦人科の診断を受けましょう。

女性は生理と長いお付き合いです。毎月のことになると、ついつい鎮痛剤など使い自己完結してしまいがちですが体の送るサインを見逃さずに、大袈裟とは思わずに病院に行きましょう。


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